http://blog.livedoor.jp/futaerter/
こちらに移行しました。

1. Split the Atom
2. I'm Dangerous
3. The Reign
4. Lust for Fire
5. Tortured Mind
6. Nightmares (A Lesson for the Innocent)
7. Hell Rider
8. Walk Alone
9. Death Has No Boundaries
10. Commando

USが生んだ、典型的ヘナチョコスピード/スラッシャーの唯一作(だったもの)。いつの間にか再結成し20数年ぶりのアルバムなんぞ出してやがりますが、そんなことは誰も知らないどうでもいい。こういうマヌケ一直線のバンドの音源なんて80年代のものだけ聞いておけば充分ですから、本当に。それ以上行ってしまうとはっきり言って損ですよ。ごく稀に、再結成作がすごくまともだったり、90年代に入ってようやく突然変異的に天才的な音を出したりするバンドはおりますが、そういうものを期待して聴き進めていくなんてことは徒労以外の何ものでもないですし、ただでさえ聞いていて悲しくなってくるようなこの界隈のバンドたち、わざわざ掘り下げて行く気にもならんでしょうと、そういう話にも繋がってきます。
さて、そんな読むだけ無駄な前置きもこの辺りにして本編の内容に入っていきますが、意外や意外、それなりに真っ当な正統派寄りスピードメタルを展開しております。ジャケは世界一ダサいですが、中々捨てたものじゃありません。特にギタリスト、彼のドラマチック且つメロディックなプレイがここでかなり良い味を出しています。何で君はそこにいるんだと問いただしたくなるレベルです。彼はもう少し大成しても良かったはず。少なくとも彼は。
しかし所詮はC級一直線なアホバンド、走ればそれなりにカッコ良いのに、増してスピードメタルバンドのくせに、何故かミドルテンポの曲が多く、そしてそれがまたつまらない。ギターソロはどの曲でも中々聞いていて楽しめる内容ですが、肝心の曲が大したことないものばかりなのでどうにもならない。惜しい人たちですね。


これは名曲、全編この曲のような調子であれば、このアルバムは間違いなくスピードメタルの名盤として少しはまともな評価を得られていたかもしれません。
いきなりつまらなくなります。何故よりによってこれを2曲目に選んだのか、まぁ本当にデンジャラスです。身の程をわきまえています。
これもまた大して面白みがない。前の曲より少しはまともですが、特に見せ所と言ったところもないし実質大差ありません。
ここでようやくちゃんと聞けるようになってきます。途中のスローパートが長すぎて少々ダレますが、リフとソロはかなり良いので許せます。
唐突にスラッシーな刻みを決め込んでくるので多少インパクトはあります。そして案外キマっている。これなら正統派に寄せるよりスラッシュに寄せた方が良かったのでは。
特出した点があるわけでもないですが、このバンドらしいと言えばらしいアップチューン。まぁ上出来でしょう、多分。
これは中々の名曲、ようやく軌道に乗ってきたといったところでしょうか。しかし何故か曲が短い、余計な曲を長尺にする意味がわからない。
はい、図に乗りました。何故良い感じのところでまたミドルテンポに戻してしまうのか、ボーカルの外しっぷりも目立っていますし、完全に方向を見誤っています。アホです。
どう考えてもSlayerのパクりとしか思えない曲名ですが、これは中々悪くない曲です。半分ぐらいが捨て曲であるアルバムの光る原石です。褒めて良いのかわかりません。
アルバムラストを締める曲は、何を思ったかまたスラッシーな曲調になっています。何がしたいのかわかりませんし、また相変わらず光っている。どこまで勿体ない人たちなのか。

全体を通して言えることは、決して悪い作品、バンドではないということです。ここからは完全に憶測の領域ですが、恐らくこの人たち、このまま活動を続けられていればある程度の地位は得られていたと思います。少なくとも南米の地下の住人たちに比べれば何十倍もマシですから。もっとも、ぼくがすきなものはむしろそういう取り返しのつかないほどに壊れたスラッシャーたちなわけですから、この人たちがどう変貌を遂げようとそれを追い続けていたとは思えないのですがね。まぁ、一聴の価値はあるバンドです。スルメ盤も何もないような内容なので、一度聞いて何も感じなければそれで終わりだとは思いますが。

(っ'ヮ'c)チカ(っ'ヮ'c)チカ(っ'ヮ'c)チカ(っ'ヮ'c)チカ(っ'ヮ'c)チカ (っ'ヮ'c)チカ(っ'ヮ'c)チカ

注目曲
#1, #4, #5, #7, #10

1. Intro
2. Ceremony of Doom
3. Zombie Feast
4. Paradise of Eternal Darkness
5. Intro
6. Suffering
7. Serve and Obey
8. Ancient Ones
9. Psychopath
10. Doomed
11. Ceremony of Doom
12. Psychopath
13. Despair
14. Twilight in the Wilderness
15. That Day Will Come
16. A Pleasant Surprise
17. The Island (of Fear)
http://www.youtube.com/watch?v=XA4SbAIXU9Y (fullの音源が見つからないため代表曲を掲載いたします)

スウェーデンの至宝、非常に悲運な激重ドゥームデスバンドです。ただ個性が強いだけでなく、毛色は違うにせよ曲のレベルも後に名声を得るSweDeath勢のUnleashedやEntombedなどと比べても決して見劣りしないほどだったのですが、所属レーベルとのトラブルから、折角作ったデビューアルバムは発売されぬままお蔵入りになり、そのままEPを一枚出したきり解散、十数年後にその唯一のEPやデモ、未発表曲を集めたこの編集盤が発売されるも、そのアルバムはほんの一部しか収録されず、また、彼らの名が広く知れることも結局無いまま今に至っています。
終始重苦しく暗い雰囲気のまま進行していくため、SweDeath特有の物悲しいメロディなどが顕著に表れている箇所もあまり見受けられない非常に硬派、比喩的に言えば全く感情が無いようにすら思える音ですが、その分随所で扱われるそういったメロディの美しさや哀しさは他の追随を許すものではありませんし、且つ常に哀しげな雰囲気が全体に漂っております。それは、彼らの行く末を暗示していたかのような絶望感すらも覚えさせるものであるとさえ言えます。間違いなく考えすぎ、もとい曲解しすぎですが、そう思わせるほどの雰囲気があることは確かであります。
それを踏まえて考えてみると、スウェーデンのデスメタルムーブメントは、同時期のUSでのそれや、その一昔前のスラッシュメタルムーブメントと比べ、良質なバンドであっても成功することの少ない非常に厳しい世界であったということが感じられてきます。どのバンドも揃いも揃って哀愁を漂わせているということとそれは、やはり必ずしも関連性を持たないとは言えないものなのでしょう。しかし、別の捉え方をすれば、皆が皆上質だったからこそ、そういった状況が確立されたと捉えることも決して不可能ではございません。スラッシュメタルムーブメントというものが、掘り下げれば掘り下げるほど聞くに堪えない、リスナーを、人を舐め腐っているとしか言えないような音に成り下がっていくのに対し、スウェーデンのデスメタルムーブメントは、掘り下げても掘り下げても良質なバンドばかり湧いて出てくるといった具合であります。皆が本気だからです。本当にダメなバンドは、それこそ前述のような聞くに堪えないスラッシュから、ブームに乗ってスラッシュともデスとも言えないどっちつかずに至ったようなものぐらいであります。
いろんな視点、解釈をもってしても、どれもある程度しっくり来る。ある意味ではメタルという幅広いジャンルの中で最も奥の深さが際立つ、マニアでも初心者でも受け入れられる、深みにハマれる、スウェディッシュデスメタルとは、そういうジャンルであると形容することも出来るのではないでしょうか。


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注目曲
2, 11. Ceremony of Darkness, 4. Paradise of Eternal Darkness, 6. Suffering 9, 12. Psychopath, 10. Doomed, 14. Twilight in the Wilderness, 17. The Island (of Fear)

1. The Spectral Sorrows (Instrumental) 
2. Darkday
3. Livin' Hell
4. Lost
5. The Masque
6. Blood of My Enemies (Manowar cover)
7. Jesus Cries
8. Across the Fields of Forever
9. On the Other Side
10. Sacrified
11. Waiting to Die
12. Feeding the Charlatan
13. A Serenade for the Dead (Instrumental)

異能の天才ダンスワノ率いる、アメリカと並ぶ初期デスメタルの聖地スウェーデン、その国出身のデスメタルバンドが93年に発表した3rdアルバムです。当時、スワノ氏は若干21歳という驚きの若さでしたが、このアルバムが当時のメタルシーンに与えた影響はあまりに大きく、文字通りこのアルバムがメロディックデスメタルというジャンルをメタルの一ジャンルとして確立しました。
当時の世の中で、メタル、もとい音楽の一ジャンルの極北として捉えられていたデスメタル。周りの人々から忌み嫌う存在として扱われ、拒絶されてこその音楽世界とまで言われていたこのジャンルにメロディを導入するという行為は、当時ではやはり革新的すぎたため、マニアたちの間では一般大衆に魂を売ったなどと言われる始末でした。4th発表時のcarcassが、2ndまでのファンからcarcassは完全に死んだと言われたという逸話と同じことであります(斯く言うぼくもcarcassは2ndまでしか認める気がありませんが…)。しかし、今日のメタルシーンを見る限り、スワノ氏の行った音楽の方向性が正しかったことは最早言うまでもありません。一目瞭然であります。
全体を通して、とにかくヘヴィな楽曲が出揃っています。ダウンチューニングぎみのギターも、それを強調する重要な要素となっていますね。疾走感はオーセンティックなヘヴィメタルに由来されたもので、当時の、他に多くいたデスメタルバンドのような突進型ではありません。そして、何と言っても極めつけはこの叙情性極まるこのメロディです。非常にメロディアスで叙情的、メロデスとはかくあるべしと言わんばかりの醜と美が入り混じった芸術世界です。何故か、全く音楽性に共通項の見いだせないバンド、Manowarのカバーが中盤に収録されていますが、それも意外や意外なかなかにハマっております。そして、曲に寄っては、ヘタウマとはいえ所々がクリーンボイスで歌われておりますが、それも当時としては非常に斬新かつ邪道なものだったことでしょう。今となっては最早当たり前となりつつあるエクストリームメタルでのクリーンボイスの導入ですが、最近のそういったバンドに多いような、なよなよしい弱い声などではなく、これには力や熱意、魂が存分に込められています。ことエクストリームメタルに関しては、上手い下手などは問題でなく、そこにこそ重要なものは含まれているのです。
ボーカルだけがデスメタル然としていて、演奏は普通のメタルと何ら変わりない、今やメロデスというジャンルの大部分を占めているバンドたちとは一線を画す音楽性ですが、これこそが真のメロディックデスメタル、正にデスメタルの順当進化系といったアトモスフィアを醸しております。デスメタルバンドを名乗るのなら、たとえメロディックになったとしても、このような暴虐性を欠いてしまっては、それはデスメタルとして成り立っているとはとても言えません。メロディックデスメタルとは如何なるものか、それを過度なレベルで聴き手に訴えかけてくる、それがこのアルバム、このバンドなのです。


注目曲
2. Darkday, 4. Lost, 5. The Masque, 6. Blood of My Enemies, 7. Jesus Cries, 10. Sacrified

10
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